MSXML 4.20.9876.0

Microsoft XML Core Services (MSXML) は、開発者が Windows ネイティブの XML ベースのアプリケーションを構築できるようにする一連のサービスです。XML 1.0、DOM、SAX、XSLT 1.0プロセッサ、XSDやXDRを含むXMLスキーマのサポート、およびその他のXML関連テクノロジーをサポートしています。

Microsoft Core XML Services (MSXML) 6.0 リリースは、次の標準に準拠した実装を提供します。

XML 1.0 (DOM および SAX2 API)
XML スキーマ (XSD) 1.0
XPath 1.0 (英語)
XSLT 1.0

さらに、XML over HTTP 用のクライアントおよびサーバーセーフなコンポーネントを提供します。MSXML6 は、64 ビットの再頒布可能パッケージを提供する MSXML の最初のバージョンでもあります。

MSXML6 では、以前のバージョンの MSXML に比べて、次の点で大幅な改善が行われています。

信頼性 - MSXML6 は、特にリソースに制約のあるシナリオで、多くの安定性の問題に対処しています。
セキュリティ – MSXML6 は、匿名または信頼できないソースからの XML データの読み込みをより安全にするために、"既定でオフ" の原則を使用します。これは、MSXML3 および MSXML4 からのアップグレードでは、必要に応じて SetProperty や SetFeature を使用して MSXML6 コンポーネントを再構成する必要があることを意味します。
W3C への準拠と System.Xml 2.0 との互換性 - MSXML6 は広範なテストを経て、特に XML スキーマ 1.0 勧告の観点から、W3C への準拠と System.Xml 2.0 の互換性を向上させるために、いくつかの問題が解決されました。

MSXML6 は、MSXML3 と MSXML4 の古い ProgID とテクノロジの一部を利用するユーザーを除き、既存の MSXML3 と MSXML4 ユーザー向けのアップグレード パスとして意図されています。MSXML6 では、次のものはサポートされていません。

DSOControl
XML データ・アイランド
XMLHTTP10, DOMDocument10, FreeThreadedDOMドキュメント10
XDR スキーマ

これらのテクノロジは、現在 MSXML3 と MSXML4 でメンテナンス モードになっていますが、これらのコンポーネントのライフ サイクルに応じて段階的に廃止されます。

MSXML6 は MSXML 3 および MSXML4 と並行してインストールされ、MSXML3 および MSXML4 を使用する既存のアプリケーションには影響しません (バージョンに依存しない ProgID は MSXML6 を指しません)。開発者は、アプリケーションで MSXML6 を使用するために、新しい "60" ProgIDS に移行する必要があります。